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職人に学ぶ

平成9年度

平成9年度のかわさきマイスターをご紹介します。

石渡 弘信氏(手描友禅)

優れた友禅染の技法と日本画の表現方法で、日本の自然の豊かさ・美しさを、布地の素材の特性を生かしながら、深みのある色合いで、潤いと品格をもって染め上げる。特に、紺色の微妙な濃淡や、金箔押しの微細さは素晴らしい。現代にもマッチする商品開発にも意欲。後継者の育成に努力。
通産省認定伝統工芸師。高津区在住。石渡染色自営。
手描友禅 石渡 弘信さんの個人紹介ページへ

鎌上 義則氏(精密測定)

ものづくりには精度の高い測定が必要だが、その「正確さ」を検査・確認する作業は、やはり人の持つ技能に頼るしかない。高精度・高品質の各種機械部品、製品、専用治工具などの開発・量産化に欠かせない精密測定の検査を、驚異的な集中力で、ミクロン以下の単位の精度で正確に行う。後継者の育成にも尽力。1級機械検査技能士。
高津区在住。(株)ミツトヨ勤務。 

佐々木 淑子氏(美容師)

顧客の要望を十分に聞き取り、ライフスタイルに合わせた工夫を心掛け、親しまれている。後継者育成のために育英基金を創設し、店舗2階を練習室として提供。講師として全国的に活躍。1992年の世界美容選手権大会で、日本人初の優勝者となり、日本の美容技術が欧米でも高い評価を得るようになった功績は大きい。
川崎区在住。ビーエスシャレット(有)経営。

佐藤 武氏(石工・石積み)

佐藤 武氏(石工・石積み)

コツを心得て、重い間知石(けんちいし)を軽々と扱い、玄能一本で石を切り(割り)、荷重が分散するように互いに噛み合わせて積み上げる。古来からの「玄能合羽積み(げんのうあいばづみ)」に熟練の技。手作りが醸しだす独特の風合いは、自然や景観を保護し、潤いと安らぎのまちづくりには欠かせない。 石積みの基礎技能としても貴重。後継者育成に腐心。
川崎区在住。自営。

中村 量貢氏(建築板金)

現代の住宅建築では、板金設備部品のライセンス工事が主流だか、規格外の工事で、長年の経験から、作業の中身と金属の性質を熟知し、勘とひらめきで頭の中で設計図を描き、ピッタリとその場に納まるように仕上げる。メーカーの試作品の製作でも、この熟練技能は欠かせない。同業組合の役員としても尽力。
1級建築板金技能士。
川崎区在住。 (有)ナカムラ工業経営。
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