地元暮らしをちょっぴり楽しくするようなオリジナル情報なら、川崎市麻生区の地域情報サイト「まいぷれ」!
文字サイズ文字を小さくする文字を大きくする

川崎市麻生区の地域情報サイト「まいぷれ」

技連協活動レポート

「技能職者に学ぶ」職種別講義(東高津中)

技連協が11職種、49人の技能職者を講師に派遣

「電気設備工事職」(電気技能士)

実技で延長コードの作製を体験。
実技で延長コードの作製を体験。
⑥「電気設備工事職」(電気技能士)の教室では、電気技能士の仕事が具体的に紹介され、電気の知識や電気設備工事の基本的なことを学びました。実技では延長コードの作製を体験。参加した14人の生徒は慣れない手つきで電線の被膜を剥ぐ作業やドライバー、ニッパを使って、コードの先に延長用のチップを取り付ける実技に取り組んでいました。
ペンチの使い方を指導する講師。
ペンチの使い方を指導する講師。
エコ照明やLEDなど最近の新しい電気設備の話も聞きました。生徒たちは「初めてで難しい」と言いながら圧着ペンチなどを使っていましたが、中の一人は「将来、電気関係の仕事に就きたい」と言って真剣な眼差しで講師の指導に耳を傾けていました。

「美容業」(美容師)

マネキン相手にカットの練習。
マネキン相手にカットの練習。
⑦「美容業」(美容師)の教室では、まずDVDを使って美容師の仕事を紹介。「美容師になるには」など、分かりやすいイラスト入りのレジメも配布されました。実技でははさみ、くし、ドライヤーなど美容道具の種類、持ち方、使い方を体験しました。またウイッグ(マネキン)を使用してのカット体験とロット巻き、スタイリングの仕方なども学びました。
巧みな技を見せる講師。
巧みな技を見せる講師。
参加した13人の男女生徒は実際にはさみやくしを使って、ヘアカットに挑戦していました。今回は美容師の道を目指すという生徒の声は聞かれませんでしたが、講師によると、かつて職業選択は美容師志望が一位でしたが、いまはパティシエ(菓子職人)に抜かれてしまったとのことです。

「洋裁職」(洋裁師)

ミシンの使い方を実習。
ミシンの使い方を実習。
⑧「洋裁職」(洋裁師)の講義は被服室で行なわれました。8人の女生徒が受講。洋裁師の仕事が紹介された後、もともと実習用の教室でミシンなどの道具は揃っているので、すぐ実習が始まりました。
皆んな真剣な表情で講師の指導を受けました。
皆んな真剣な表情で講師の指導を受けました。
ミシンがけの基本操作とアイロン掛けを中心に実習したほか、ミシンを使っての巾着袋作成、手縫いによるボタン付け、裾(すそ)のまつり方などを体験しました。最近は洋裁を習う若い人が減ってきて、こうした学校の実習でも希望する生徒が少ないということですが、きょうは3年生ということもあってか「なかなか質のいい生徒さんたちが集まりました」と講師の1人が評価していました。

「生花職」

かわさきマイスターでフラワー装飾技能士の都倉さんがやさしく指導してくれました。
かわさきマイスターでフラワー装飾技能士の都倉さんがやさしく指導してくれました。
⑨「生花職」の教室では、かわさきマイスターのフラワー装飾技能士・都倉正明さんから、生花職の仕事について講義を受けた後、季節の花を飾ったミニ・フラワーアレンジメント(生け花)の実技に挑戦しました。
男子生徒もアレンジメントに挑戦しました。
男子生徒もアレンジメントに挑戦しました。
参加した生徒は男子も混じって13人。皆んな花を生けるのは初めてのようで、「正面、裏側はありますか」などと生け方のポイントなどを聞きながら、懸命に挿していました。都倉さんは「まず花の名前を覚える」ことと「自分で考え、思うがままに作っていく」自由な発想を指導の重点に置いていました。実技では都倉さんの娘で同じくフラワー装飾技能士の資格を持つ都倉八重子さんも指導に当たりました。

「広告美術職」

カッティングシートを使って図案作り。
カッティングシートを使って図案作り。
⑩「広告美術職」の教室では、10人の生徒が参加。講師から広告美術職の仕事や業界の説明を聞いた後、実技は広告看板などに使うカッティングシート(薄い塩ビ製のカラーシート)を使っての図案作りでした。シートの裏面に糊が付いており、一般的には表面に文字やマーク、ロゴなどが描かれ、これをカットして用紙に貼って看板やポスターなどを制作していきます。
う~ん、けっこう難しいなぁ~。
う~ん、けっこう難しいなぁ~。
きょうは最初からカットされた絵柄をシートから切り離して、ピンセットで台紙に貼り付けていくデザインワークを体験。細かい作業で生徒たちは苦戦していましたが、一人ひとり講師から手に取るように指導を受けながら進めていました。色の組み合わせなど、広告美術に必要な知識も習いました。

「建築設備職」

映像で建築設備職の仕事を分かりやすく紹介。
映像で建築設備職の仕事を分かりやすく紹介。
⑪「建築設備職」の教室では、10人の生徒が参加しました。最初にプロジェクターを使って建築設備職の仕事内容や実際の管工事作業の現場や施工した設備空間の状況が映像で紹介され、生徒たちも理解しやすかったようです。
パソコンを使って図面書きも体験しました。
パソコンを使って図面書きも体験しました。
実技指導ではパソコンによるCAD(設計支援システム)を体験しました。パソコン画面に管工事の設計図面を描いていく作業ですが、日頃パソコンには慣れている生徒たちも「こんな難しい図面引きは初めて」と驚いていました。実際の管材を使っての配管体験もしました。