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技連協活動レポート

「技能職者に学ぶ」職種別講義(東高津中)

技連協が11職種、49人の技能職者を講師に派遣

若月技連協会長の話「技能職は衣食住すべての分野にまたがる職業」

授業を終え「努力すれば誰でもその道の専門家になれます」と生徒たちに語る若月技連協会長。
授業を終え「努力すれば誰でもその道の専門家になれます」と生徒たちに語る若月技連協会長。
午前11時20分、11教室で1時間30分にわたって行なわれた「技能職者に学ぶ」職種別講義と実技体験が終了。同11時30分、講師と生徒ら参加者全員が再び体育館に集まり、閉会式が行なわれました。主催した技連協の若月偉男会長は「技能職は、私たちが生きていくのに絶対に必要な衣・食・住すべての分野にまたがる職業です。そして多くの技能職者が皆さんの暮らしを支える大事なものを作っています。きょうは生徒1人につき約2名の技能職者を配置し、マンツーマンに近い形で技能職を紹介しました。ものがあふれ過ぎ、作る値段より捨てるコストのほうが高くつく現代、地球環境汚染の問題とともに、ものづくりについてもう一度考えて欲しいと思います。10年、20年先のことを今実行しないと遅いのです。きょう皆さんを指導した技能職の人たちは、長い年月をかけて技術を修得し、努力すれば誰でもその道の専門家になれることを証明しました。どうか皆さんも、きょう見た技能を将来を見つめる参考にして、プロになることを目指して進んでほしい」と生徒たちに語り掛けました。

生徒代表「想像以上の高いレベルで度肝を抜かれました」

教頭先生に生花自習で作り立ての花束をプレゼント。
教頭先生に生花自習で作り立ての花束をプレゼント。
続いて、生徒代表から講師の皆さんに「きょうは私たちの想像以上に、レベルの高い技術を見せていただき度肝を抜かれました。簡単に身に付けられるものではないですが、きょう学習したことを、これからの生活に反映し、職業選択を考える時の参考にしていきたいと思います」と、お礼と感想の言葉が述べれました。そして最後に、フラワー装飾を体験した生徒から大網恵太教頭先生に出来立ての花束がプレゼントされ、全体会を終わりました。

大網教頭先生の話「職業と郷土を学ぶ、いいチャンスです」

大網教頭は筆者のインタビューに対し「本校では2年生から職業体験として新潟県の農村に宿泊(2泊3日)して農家体験を行なっています。今回は3年生への技能実習として行なったもので、実体験による職業教育を大事にしています。以前行なった職業体験で、この高津区内の工場から宇宙のスペースシャトルに使われる部品が作られている話を聞かされましたが、そうした話を聞くと生徒たちも身近のところで最先端の、すごいものづくりが行われていることを知り、郷土や職業を見る目も変わってくるのではないかと思います」と話していました。